英語が一番早く話せるようになる方法
話したいけど、話せない。
中学や高校のときはそれなりに勉強した気もするから、なんとなく話せるような気がしていたけど、実際日本人ではない人と英語で会話しようとしてみたら、会話にすらならなかった。
というか、そもそも何を言っているのか、単語すら聞き取れない。
なんて状況が、2014年夏までの私でした。
CD付本を買ってみたけれど、一人でそれほど真剣にやるわけでもなく、そうすると当然ながら出来るようにはなかなかならない…。
そんな私のよき相談相手が、Sさん。
Sさんは英語が殆ど話せないのにオーストラリアにワーキングホリデーに行ったというツワモノです。
オーストラリアに到着した日、夕食を食べようとレストランに行ったけれど、本当に何も話せず、相手のいう事もわからず、ずっと首を傾げていたらカレーを持ってきてくれたという話をしてくれました。
一人で海外。
それだけでも心ほそいのに、言葉が解らない中で、一人食べるカレーはさぞ切ない味だったんだろうなあ、
不安で食欲もなかっただろうなあ、
そう思います。
彼女は語学学校の一番初歩のクラスに入ったけれど、先生のいう事がまるで分らず、ホームステイ先に帰ってからずっと部屋にこもって勉強をしたそうです。
けれど、彼女が私に行ってくれたのは
「机の上でどんなに勉強しても、話せるようにはならない。話せなくても、どんどん英語を話そうとすること。それが一番の近道」
だよ、と。
実際、授業で先生の言っている事がなんとなく解るようになってきたのが、一か月を過ぎたころ。
解らなくても、とにかく先生の話す英語にひたすら耳を傾けていたのでしょう。
仕事も、日本人を対象にした募集には目を向けず、英語が話せないけれど電話帳に乗っている店に片っ端から電話をかけて、仕事がないか聞いてみた、と言っていました。
なんたる勇気と行動力。
そして私の場合。
毎日30分ではありますが、やはり一か月を過ぎたころからなんとなく耳が慣れて先生の言葉が聞き取れるように。
なんとなく、何を言っているのかわかる。
そんなレベルになりました。
けれどまだ単語は解らないものだらけだし、文法も忘れているし、そもそも緊張するし…
でヒーヒーいいながらも続けた英会話。
最近、街中で外国からきた観光客に話しかけられた時とか
会社で英語の電話がかかってきた時とか
慌てず、対応できるように!
何より、相手が何を言いたいのかがぼんやりだけどわかる。
それだけでこんなに落ち着いて話を聞けるのか。
そして、レッスンでやる内容が、最初のころはすぐに頭から抜け落ちてしまっていたけれど、最近はちょっとずつ覚えていられる事が増えてきたみたい。
たぶん、脳みそと耳が英語に慣れたんだろうなあと思います。
たった30分でも毎日。
こんなに違うのか。
自分でびっくりですが。
継続は力なり。
昔の人は良く言ったものだわ……